愛車の光沢、艶に陰りがおきる主原因は塗装の経年劣化(老化現象)にあります。
時間経過と共に塗面が硬化していき、柔軟性が無くなり艶がなくなって来る。
タールピッチの付着や紫外線(UV)の攻撃も屋外を走る限り避けられません。
又、水垢とは汚れた油と汚れたワックスの事を指します。
・塗装面に塗布されたワックスが熱によって溶解して汚れを吸収してしまったもの。
・ドア廻りやミラーの付け根などからグリースや接着剤がしみ出しこの油に付いたもの。
ワックスは塗装面に塗布されると半液体状で塗装に付着して艶と撥水性を保持して約2週間前後で溶剤が蒸発し続け 約7割ぐらいが消滅します。
後に残ったロウ分は、ワックス本来の機能を果たせず大気中の汚れや排気ガス等の汚染物質が吸着し角質化していきます。
これが水垢の発生過程と考えられています。
塗装面には無数の小さな通気穴(ピンスポット)があり、この通気穴には温度の上昇と共に開き、温度の下降と共に閉じる性質があり、温度差で伸び縮みし、ピンホールが開いている時は異物が入りやすくなります。
はじめはピンホールに引っかかっている状態でも開閉を繰り返すうち塗装の中にまで入り込んでしまいます。
不幸にも光沢、艶が無くなってしまい、水垢が付着してしまったお車に再び輝き、艶を取り戻すための解決策としては、
酸性雨や紫外線で劣化した塗装面を修復して下地を整え、もう一度 ボディー表面を滑らかにする必要があります。
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